by ma_sori ブログパーツ
最新の記事
以前の記事
2015年 08月 2015年 07月 2015年 04月 2014年 07月 2014年 05月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 08月 2013年 02月 2012年 12月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 05月 2012年 04月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 05月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2009年 10月 カテゴリ
その他のジャンル
|
本日の夜、今回の訴訟に関するCrying Nutからの公式声明文が発表されました。
以下、その翻訳です。(原文はこちら) ------ ご挨拶を申し上げます。 私たちはCrying Nutです。 皆さんを楽しませるような内容ではないことで挨拶を差し上げて恐縮に感じています。 このところのCrying NutとCNBLUEの問題に関し、熟考の上、冷静に概観する努力をし、 ここに見解を慎重に記します。 まず、懸命に音楽活動を行っている"CNBLUE"に対し、悪感情を抱いているとか、何か 利用しようという目的ではないことを明らかにいたします。 ことの発端は、2年前の2011年の秋、大手企業側による一本の電話でした。 CNBLUEが台湾でDVDを発売するのに、Crying Nutの曲"必殺Offside"を、CNBLUEの ライブカバーバージョンとして使用しても良いかという連絡が来たのです。 「急に何ごと?」と私たちは当惑し、ライブでコピーする程度なら問題ないが、 DVDに収録することは丁重にお断りして、それで終わった話だと思っていました。 しかし、私たちの曲が収録されたままのDVDが日本で発売されているという話を聞き、 ひどく気分が害されました。 そして後日、偶然Youtubeで動画を見ることになったのですが、ライブから私たちの演奏と 声が聞こえるのです。ARを使用しているようでした。もう一度DVDで聞いてみて、 私たちは本当にプライドが傷つけられ、著作権法、著作権隣接法的にこれでも許されるのか 調べてみました。そして法的な対応をとることになりました。 私たちは、放送とDVD制作配給の"複製配布権"の問題が放送局と大手企業の側にあることを 知り、著作権、著作隣接権の問題はCNBLUE側にあることを知りました。 大手企業側へは問題提起をし、公式謝罪を受けました。 そしてCNBLUE側からも、著作権に関して謝罪を受けたいと考えました。 しかし、ただ単なる謝罪だけでは、同様の誤った事件が起きたとき、再び同じような被害の 事例が生じるかもしれないという考えに至りました。そのうえ、法的な先例がなければ、 力のないインディーバンドたちがこのような事例に遭遇した場合、大きな不利益を泣く泣く 被ることになるしかないと考えました。そして、以前、"CNBLUE"側は、あるインディー バンドと盗作をめぐって問題になったという事例があったため、私たちも法的にきちんと 準備する時間が必要でした。 私たちが今回の提訴により、CNBLUEを通してノイズマーケティングをしようとしたり、 金銭を目的にしたり、売れっ子バンドの前途を邪魔しようとしているのではないことは、 はっきり明らかにしたい点です。 私たちCrying Nutが言いたいことは、"著作権、著作隣接権"に対して、非常にたやすく 見落とした状態にしないで、きちんと取り上げていかなければならないという点です。 もしあるバンドがビートルズの歌をARし、放送及び商業的な用途に使用したとしたら、 今回の事例と同じ状況になるでしょうか? "新人ミュージシャンだから、放送局の指示に逆らえなくて、ただ口パクをしました。 ちょっとそんなことを根にもって融通もきかせず足を払おうとするのですか、先輩!" こんなふうにやりすごす問題ではないと考えました。 単に他人の曲をARで口パク・あてぶりをしてDVDまで発売したのに、放送局の目があって どうすることもできなかった、と感情に訴えるような行動をとるのは、私たちの立場では プロではないと理解するしかありません。"(彼らは)私たちがインディーバンドだから 軽く扱うのか?""(彼らは)著作権に関して概念・認識が足りなかったのか?"、 いろいろな考えが頭をよぎりました。 このような状況の中、CNBLUE側の公式謝罪声明を見ました。 気分が少しはおさまるにはおさまる部分もあり、またCNBLUEも胸が痛かっただろうと、 正直いろいろな感情に包まれました。しかし、謝罪文とはいえ、なにかほろ苦い気分を 払拭することはできませんでした。心より謝罪し、再発防止のために努力しますという 記事を見ました.....が、何をどう再発防止のために努力するのか代案はありません。 私たちが法的な措置をとったのは、これ以上他のミュージシャンが被害を受けることの ないよう、判例を作って再発を防ぐという理由からです。 (正直、もっと良い代案があれば、よかったと思います。) 私たちは巨大資本に私たちの考える真実を話して、堂々と権利を求めました。 そして(彼らが)過ちを認識したため、合意がなされました。 CNBLUE側にも私たちの考える真実を話して、権利を求めるものです。 二重の物さしとか、心の狭い先輩とか、どんなふうに呼ばれても関係ありません。 それでも私たちの考える真実を話し、権利と名誉を求めます。 誰にも傷つけ合いたい気持ちなどありません。 以上がインディーバンド、Crying Nutの見解です。 そしてCNBLUE側に提示した法的賠償金は、私たちの法律会社に供託し、 インディーシーンの発展のための著作権基金として使用します。 CNBLUEも日本でインディーバンドとして活動していたと聞きました。 "インディー"とは何なのか。簡単に言えば"独立"です。自分たちの音楽を創造し、 自身の資本の中で生産し、自身の独立的な方法で流通させる中で一番大切なことは 自身の生産物、自身の行動について責任をもつことです。 "インディー"というマーケティングではありません。精神です。 独立運動をしていたものの、上(権力)に仕方なくさせられたのだと、 自身の過ちから逃れてはいけないと考えます。 "真実となる一度のストローク"から、世界を変えることができます。 Crying Nut拝 ------
by ma_sori
| 2013-02-19 00:05
| -news-
|
ファン申請 |
||